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□ストーカー素質アリ?
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部活が始まる10分前の時間に天馬と信助が目を輝かせながら私の傍に駆け寄ってきて座った。え、何?

松「雪莉先輩、キャプテンのことで何か驚いたことってありますか?」

あぁ、拓人真面目だから意外なことがあるか知りたいのか。うーん、泣き虫ってことは知ってるだろうし…

『ぁ、えっとね、拓人の部屋に忍び込んだ時ね、ベッドのシーツがピンクの水玉で驚いた。それからベッドの隣に私と拓人のペアリング置いてて…』

松「ペアリングですか?」

『うん、私の誕生日にくれたの。えっと…極めつけに最大級びっくりしたのが私のポスターを壁一面に貼ってたことかな?』

松「雪莉先輩…それ怒った方がいいと思います」

三「確かにそれは度が過ぎているな…、神童」

え、三国先輩何でまだ部室に来てない拓人の名前呼ん…で……あ
部室の前で顔を赤く染めプルプルと震えながら私達を見ている幼なじみの姿があった。

神「っ…//」

『あ、拓人いたんだ!おかえり』

神「た、ただいま」

『拓人ぎゅーっ!』

神「わっ//」

ちょこちょこ私のもとに歩み寄る拓人を抱きしめてそのまま座る。拓人は無抵抗だから満更でもない…と思いたい。

松「キャプテンって…ストーカーになりそうですね」

神「な!俺がストーカーに…なるわけないだろ!ベッドのシーツがピンクの水玉なのは雪莉と俺の愛情が冷めないように、ペアリングを隣に置いているのは…ベッドの方角は北なんだ。そこにカップルの物を置くと心が離れることがないと聞いたからだ。雪莉のポスターを貼っていたのは雪莉ともっと仲良くなるためだ!!雪莉ともっと仲良くなりたくて何が悪い!!」

半ばやけくそ気味で叫んだ拓人に皆唖然。そりゃそうだよね、こんな拓人皆知らないもんね。…ちっちゃい頃交わした約束、ちゃんと覚えてくれてるみたいで安心したな。


―僕、絶対雪莉ちゃんのお婿さんになるから!―


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