烏森学園B

□遊園地
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烏森を封印してから修行はするものの、今では月に一度の見回りだけで済み、たまに雑魚の妖が数匹いる程度だった。


寝不足も解消され、高等部に上がってから運動部に前々から誘われていたのでバスケ部に入ることにした。


1年生は普通は雑用などだが、良守だけは唯一の1年生のレギュラーだった。


ふと良守が断る為に“雑用はしたくない”と言ったことから部長が顧問と部員全員を説得して“今日からレギュラーだ!!”と言われたらもう入部するしかないだろう。


バスケ部に入部したせいで目立ち、最近では後輩や先輩はもちろんのこと、同級生にまでモテモテだ。


バスケ部がない日は今まで遊べなかったのを発散するように遊びまくっていた。


「墨村〜、今度の日曜日は空いてるか?」
「墨村はバスケ部なんじゃないのか?」
「フフ〜ン。
体育館の工事で休みなんだよな?」
「あんた、ストーカーみたいだよ…ι」


田端は高等部になっても相変わらずだった。
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