烏森学園B

□年下の彼氏
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いつもの図書館は休みで今日はいつもの喫茶店で勉強することにした。


時音はまだ来ないのでその前に宿題をしている。



『‥‥っはぁ』


宿題が終わるとそれを鞄に入れて深いため息をついた。


毎日の勉強に疲れが溜まっているのは事実だろう。


だが、忙しい時音が勉強を教えてくれていて成績も上げなければならない。


焦っている自分に思わず苦笑いし、テーブルに顔を埋める。


『‥‥こんなことしてる場合じゃないか』


起き上がり、ポケットから時音が暗記用に作ってくれた単語カードを取り出す。


『良守っ!』
『あ…』
『遅れてごめんね』
『大丈夫だよ』
『それ、使ってくれてたんだ』
『あぁ、もちろん。
時音がくれたもんだし。ちゃんと使ってる。便利だよ』
『よかった』


にっこりと時音は笑った。
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