烏森学園B

□素直になりたい
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良守は目の前にいる彼女に困惑していた。


『ねぇ、良守ぃ…』
『‥‥何だ?ι』
『ふふっ♪』


良守の腕に抱きつき、甘える時音。


『だ、ダメだって…///』


優しく腕から時音の手を放した。


『何でぇ?』
『とっ、とにかく、ダメだから!』


こんな時に限って誰もいなくて、良守はどうしたらいいのか分からずにいた。


(‥‥言えるかよ。
胸が当たってるだなんて…///)


頬を赤らめつつ、チラッと時音を見た。


何度目か分からないため息をついた。


友達の海外旅行のお土産に貰ったチョコはお酒入りで見事に酔っていた。


『チュッしよ!』
『んっ…』


良守が言葉を発する隙も与えず、時音はキスをする。


『‥‥っん』
(…理性が保たない。そんな色っぽい声を出されたらやばいっつーの!!ι)


上目遣いで時音は良守を見つめていた。
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