烏森学園B

□美人のママ
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そして、いつものように家族揃っての夕食だ。


「ねぇ、パパ〜」
『ん…?』
「好き嫌いしなかったらママみたいに美人になる?」
『おぉ、なるぞ!』
『!!』


時美の頭を優しくなでながら笑顔でサラリと言う良守に時音は頬を赤らめた。


(これを聞くってことは‥‥
まさか!)


ハッとして時美を止めようとしたが、遅かった。


どうやら時美は忘れていなかったようだ。


「じゃあ、ママみたいにおっぱいおっきくなる?」
『ぶっ!
ゴホッ‥ゴホッ‥』


吹き出しそうになり、良守は咳き込む。


『ご、ごめん、良守。大丈夫?』
『だっ、大丈夫。
ゴホッ‥びっくりしただけだし…。
つーか、何で時音が謝るんだ?』
「ママがパパに聞いてごらんって」
『あ〜、なるほど』


苦笑いして良守が時音を見ると隣でうつむいていた。


照れて答えられなかったことを良守はすぐに理解した。
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