烏森学園B

□自慢のパパ
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これは幼い頃からなのでいつものことだが、友達は驚いてた。


「オーナー!」
『こっちだよ。
どうした?』
「すみません。
お皿を割っちゃいました…」
『別にいいよ。
怪我しなかった?』
「あ、はい…」
『それならよかった。片付けしたらもう帰っていいよ』
「あ、はい。
では、失礼します。
お疲れ様でした」
『お疲れ〜』


バイト達は良守に声をかけて去って行く。


『時美、俺は奥にいるから。何かあれば来ていいからな』
「うん!」


良守は店の奥に行った。


奥で新作のケーキを考えていた。


季節に寄ってケーキを考えなくてはならない。


『―――ダメだ』


どれくらいの時間が経ったのだろうか。


「パパ〜?」
『ん? あぁ、悪い。どうした?』
「美味しかったよ。
もう帰るね」
『おっ、もうこんな時間か。閉店時間だな。友達は?』
「まだいるよ。
お客さんはもういないみたい」
『分かった』


良守は片付けて店に出た。
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