烏森学園B

□幼馴染みの先輩後輩
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学園に着くとザワつき、嫉妬の視線を感じながら良守は高等部の校舎に入って行く。


『良守…!』
『おまえは中等部だろ。ついて来るな』
『じゃあ、また行くから!』
『‥‥勝手にしろよ』


ため息をつき、良守は時音と分かれて自分の教室に入って行く。


「また中等部のマドンナと登校かよ〜」
「何でおまえなんかが中等部のマドンナに好かれてんだよ」
『…そんなの知るかよι』


クラスメイトの男子達からの嫉妬はいつものことなので気にしない。


中等部のマドンナと呼ばれているが、高等部でも人気で学園のマドンナである。


いつものように良守は寝る体勢になる。



その頃、時音は中等部の教室にいた。


「ねぇねぇ、何であんな冴えない先輩なんか追いかけてるの?」
「そうそう。
勉強が出来る訳じゃないし…」
「まぁ、背丈は高いけどね〜」
「いつも居眠りしてるだけでしょ?」


何故、時音が追いかけているのか皆は謎なのだろう。
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