烏森学園B

□遊園地
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高等部に上がってからそれぞれ見た目の変化がある。


もちろん良守もその一人で背丈は伸び、声変わりもして声が低くなった。


それもモテる原因の一つだろう。


勉強も時音によって叩き込まれた結果、平均になって追試などをしない程度だ。


そのせいで春休みを台無しにされてしまったらしいのだが、時音といられた良守は文句なかったらしい。


『‥‥相変わらずだな。騒がしいというか。何かあんのか?』
「あんたは静かになったよね」
「静かというか、この場合は‥‥落ち着きが出たって言うんじゃない?」
「あっ、そうか!」
「このメンバーで遊園地に行くんだけどさ、行かないか?」
「久しぶりに皆で遊びたいって話しててさ。どう?」


高等部になってもクラスはそのままで、学園では中等部からクラス替えなどがないので全員が仲良しで高等部になってからも意識することはあっても特に変わることはない。
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