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お礼SS〜ver.幽助〜




夜中に立ち寄った部屋で酒を飲む。ここ最近の流行だ。

おめーはそんなに強いわけじゃねえけど、酒の入った袋下げてくと嬉しそうに招き入れてくれるから癖になる。


ソーセージやチーズなんかをストックして、手早く用意してくれるのを見てると、おめーもちっとは楽しみにしてくれてんじゃねえかって考えんのは自惚れじゃねえよな?

結構、夜通し話もしてっけど話題が尽きないのが不思議だぜ。


「おい、おめー、ワインなんて飲めたっけか?
 ……いやいや、全然大丈夫に見えねえよ」


その挑戦心は上等。
だけどよ、さすがに無謀だぜ、それは。


ほれみたことか!

毎回、飲むと眠っちまうから自覚ねえんだよな?


「おーい、こんなとこで寝てっと風邪ひくぞ」


ったく、気持ちよさそうに寝やがって。

警戒心、ねえのか?
オレ、一応男なんですけど?


「ったく」


言いながら、役得だなんて思っちまうオレも大概だな。

よっと。
にしても、細ぇ身体。

よく、こんなんで戦いの中に出てたな。

お前といると、な〜んか守ってやらなきゃって気になるんだよな。
無茶ばっかしやがるから。


ほっ、と…。

……布団、気持ちいいのか?
そんなに握りしめなくても布団はにげねぇぞ〜?


……お前、無防備なその寝顔、誰の前でも晒してんじゃねーだろうな?


だあ〜ぁ。
こんなん見せられて我慢できてるオレを誰か褒めろ!


目の毒だ。


「ん? なんか言ったか?」


…なんだよ?

小せェ声でよく聞こえねぇ―…

って、……おい!



ダメだ、飲みなおそう。

甘ったるい声で名前呼ぶとか反則だかんな?


覚えとけよ、起きたらたっぷりいじめてやる。





有難う御座いました♪
拙い者ですが、これからも宜しくお願いいたします。


 







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