詩
□少年の言葉
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声を出すことができない少年がいた
少年の寿命は短く
あと、3ヶ月・・・・
少年は、両親に伝えたいことがあった
けど、少年は手話などで直接伝えることは
照れ臭くってできなかった
ある日、少年はあるパソコンソフトを見つけた
"VOCA LOID"
このソフトは、パソコンに音や言葉を打ち込むと
自分の代わりに歌を歌ってくれるらしい
少年はこのソフトに自分の思いを歌にして打ち込みだした
それからしばらくして、
少年は一つの歌を作った
曲調は明るく、楽しい歌・・・・
普通に聞くとわけのわからない歌詞だか
ある二つのことをすると、
少年が両親に言いたかった言葉が現れる
そんな・・・・少年らしい・・・・素直じゃない歌
-VOCA LOIDは歌い続ける-
少年が最初で最後に作った曲を
少年が言えなかった気持ちを・・・・
両親や、たくさんの人に
伝え続けるために・・・・・・
『生んでくれてありがとう
短い間だったけど
とても幸せだった
僕の分も
長く
幸せに
生きてください
さよなら
ありがとう』