NOVEL
□1st.生命力減少中
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奈癒は1人部屋で1つの袋を見つめていた。
気づいたらそれを持っていた。
そしてもう遅い。
奈癒はその袋の中身を服用した。
「奈癒、朝飯作ったぞ」
「…………」
「奈癒?」
亜癒は焼きたてのトーストを机に並べていた。
「…………水」
「?…あぁ、水な。ちょっと待ってろ」
亜癒は急いで水道に行きコップに水を注いだ。
「…頭痛いのか?」
亜癒は奈癒にコップを渡した。奈癒は静かに飲み終えたが、頭を押さえていた。
「体調悪いなら、今日休むか?」
亜癒が心配そう奈癒の頭に手を当て熱を調べていたが奈癒がその手をゆっくり剥がした
「………行く」
「そうか、無理すんなよ。何かあったら俺にいえば良い」
「…亜癒のクラス嫌」
亜癒のクラスに行くと毎度毎度容赦なく嫌な目にあう。
奈癒はそれが目に見えていた。
「じゃあ体調悪くなったらすぐ保健室行けよ。」
2人は支度をして亜癒が少し早く家を出ていた。