魔王、天使に恋する

□魔王、天使を守る
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まずは前回のあらすじ。

直木の“癒しの寝顔”にさらに抱きつかれるというハプニングを受けた幸村。嬉しさの興奮のあまり気絶してしまった。

とにかく直木を起こそうと思った俺は彼女を叩いて起こそうとした。



ガシッ



「!?」

「お、俺の……俺の実子に触れるんじゃねぇ。この糸目ヤローが」


………。


「実子ちゃん、起きて。部活が始まるよ」

「ん……むぅ……」


………。



ガチャッ



「よぉ……って、幸村くんと実子はなにイチャついてんだよぃ」

「フフ、羨ましいだろ?」

「べ、別にそんなことねーよぃ」

「で、なんで柳は固まっとるんじゃ?」

「さぁ?」





……はっ!?
気がつけば丸井と仁王が部室に来ていた。

それから続々と部員たちがやってきたが、未だに直木は眠ったまま。


「Zzz……」

「ハハ……困ったな」


そう言いつつも幸村は嬉しそうな顔をしている。
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