逆説2
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「よくここまで来たね。君達を待ってたんだ…………僕は君達の味方だよ」
10年後の沢田綱吉、10年後の雲雀恭弥、入江正一による強制強化特訓。そして真の敵が白蘭であると告げられたツナ達。
困惑すり者怒る者、反応は様々であったが敵が確定したのでその場は入江の必死な説明もあり納まった。イタリアの主戦力も決着がつき、安堵の溜息を漏らした時、笑みを浮かべた白蘭がホログラムで現れた。
『イタリアの主力戦も、日本のメローネ基地も
すんごい楽しかった』
薄ら笑う白蘭。
そこから、いろいろなことを話し出した。
正式な力比べの宣誓。
本物の守護者、真7弔花。
そして――零のこと。
『この戦いに僕らが勝ったら、ボンゴレリングとおしゃぶりと、あと零チャンも貰うからね』
「!? な、何で御影さんまで!」
『あれれ?正チャンから聞いてない?ああ、まだ教えてもらってなかったんだね―――まあいいや、教えてあげるよ』
担架の上で眠る零に視線を向ける。
何も知らずに眠る彼女を見て、白蘭の笑みが深まる。
『僕が零チャンを欲しい理由は―――零チャンとの子供が、欲しいからなんだよ』
空気が、凍った。
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