short story


□Because
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『なっ…何で…』



「いや…何か泣いてたから…」



『…そか』



和はパーカーの裾を伸ばし涙を拭いた



俺は座り込み和の顔を覗き込んだ



『…みっ見るなよ』



「わり…」



和は伸びかけの前髪を垂らし
目を隠した



白い肌は紅色に染まり



小さく小刻みしてる和は



いつものKAT-TUNの"亀梨和也"の面影は無かった



その代わり久しぶりに双子の弟みたいだったあの頃の"亀梨和也"が見えた



あの泣き虫だった和が帰ってきた気がした






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