Story

□ウッカリ危機的状況に陥った時の対処法。
2ページ/6ページ

シェシィリエ

黒髪、黒瞳。
14才、もうすぐ15。栄養不足が祟ってかなり痩身で小柄、大きくダサい眼鏡が致命的。
眼鏡をとったら…的黄金パターンでは無いので悪しからず。
元掃除夫で孤児。
カデンツァの森で彷徨っていた所を掃除夫の親方アレンワイノに拾われる。
戸籍には入っていないのでアレンワイノはただの後見人、住み込みの従業員か師匠と弟子な関係性。
大人には嫌われがちな何かにつけ聡く賢い子供だが、基本的に真面目で素直な良い子なので年上には結構可愛がられる方。
シリスと旅が出来ることから鑑みて、彼はかなり高い確率でお人よしだ。
最近ノーマの指導により『ほぼ手動洗濯機』の使い方をマスター、まさかまさかのマダムキラーだったりするかもしれない。
腹黒疑惑が度々浮上するが、拾って貰った恩を返すため早いうちから働いていた為、この年齢にしては世間擦れしていて肝が据わっているだけ…だと本人は思っている。
繰り返すようだが。
恩返しの為に友達とY談する暇もないくらい早いうちから働いていたので…本人が淡泊なだけかもしれないが性的な事に関してはかなり未熟。
異国の生まれ?なのか字が読めない。
女名前がコンプレックスで、仲間うちではシェシィかシェスで通している。
ある金持ちの屋敷で罠に嵌められ、窃盗の濡れ衣を着せられてカンタータを追放された為、腕は頗る良いのに現在休職中。
明日にでも職を見つけないと真面目にヤバイと思っている。




シリス

身の毛もよだつ悍ましい…と言えば妙な聞こえだが正真正銘の美形、神懸かった美しさは人に陶酔と恐怖の両方を有り得ないレベルで与える。
フワフワの空色の髪に翡翠の瞳は故郷でも珍しい組み合わせで、本人も気に入っている。
瞳は蛍光色に変貌する…何やら秘密が有りそうな瞳。
シェシィリエに王都までの道案内を強よ……依頼した多くの謎に包まれた男。魔力を持つ異国の貴族らしいが詳細は不明、名前も偽名?のようだ。
普段は猫を被って巧みに温厚に見せ掛けているが、実は傲慢で感情の起伏が激しい激情家。
彼を良く知る人間に過激な行動を取りがちとたまに心配されるらしいが、それは異常なまでの頭の回転の早さと冷徹さと冷酷さから来るもの。
彼にとっては他人の命や心ですら目的を達する為の道具。
誰を殺しても平然とその屍を踏み付けるだろう彼の、そんな一面を知る者はそう多くはない。
だがそれはあくまで一面でしかなく、本質は不器用で身勝手ながらも優しいのかもしれない。
その証拠にシェシィリエには弱い…と何となく思える、ような…気がしないでもない。
何だかんだ言いつつ気に入っているのは確か。
あまり人前では着替えないので知ってる人は少ないが、脱いだら筋肉質でうっかり襲い掛かったら返り討ちに合う。
無防備に道を歩くと道行く人にうっかり惚れられてしまう体質で、送られてくる秋波にいい加減ウンザリしている。

.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ