小説
□依存症
4ページ/4ページ
シャワーを止めて隆也の乳首に爪をかける。
「いたっ」
乳首をひっかきながら、アザの周囲を舐めていく。
オレの舌がへそに到達した時、隆也が体を折り曲げて、がばっとオレの頭に被さってきた。
「やっ、やめて下さい。元希さんっ」
へ〜、おまえ、へそが弱いんだー
そうと知ったら、手を緩めるつもりは無い。
隆也の腰に手を回して、腹を突きださせる。
「ちょっ、やだ、やめてっ」
おっ、隆也が必死だ。こりゃ、本格的にかわいがってやらなきゃな。
隆也のへそに舌をはわせ、周囲をなぞる様に舐め、舌をとがらせてつついた。
「あっ、や、やだっ」
隆也が身もだえて喘ぐ。みるみるうちに、へその下にある隆也自身が首をもたげてくる。
隆也もかわいいけど、こっちもかわいいな〜
まだ発達途上にあるそれだが、一生懸命勃ちあがってくる姿が、正に隆也そのままだと思うと、思わず笑いが漏れた。
「なっ、やだ、元希さん、笑わないで・・」
真っ赤にした顔を手の甲で隠しながら、もう片方の手はオレの頭を押さえつけてくる。
「笑ってねーよ。かわいいと思っただけだよ」
「かっ、かわいいとか、ありえませんから!どうせオレのは・・」
「かわいい、だろ?」
「くっ・・・」
そのかわいい隆也自身を軽く扱くと、完全に勃ちあがった。
「あっ、やだっ」
「おまえさー、さっきから、やだばっかりじゃん。オレに触られんの、そんなにヤな訳?」
「・・・っ」
「それとも、さっきのアイツに触られた方が嬉しかった?」
「違っ!・・・元希さんの方が・・・嬉しい・・です・・」
「じゃあ、これからは、やだじゃなくて、いいって言うんだぞ」
「・・・・・」
返事をしない隆也を待つことはせず、隆也自身を口に銜えた。
「あっ、元希さ・・」
ちゅるっと吸いつき、舌先で先端をつつく。
「や、やだっ」
「隆也、いい・・・だろ?」
「うっ・・・」
まだ返事をしない強情な隆也を堕とすべく、隆也自身に舌を巻きつけて、激しく舐め回した。
「ああっ、あっ、やだ、やだっ、元希さん」
すっかり腰が抜けて尻をつき、涙をこぼしながら、頭をふってよがる隆也。
毎日ガム噛んで鍛えてる、オレの舌技を舐めんなよ。
吸いつき舐めまわし、甘噛みをしたら、どんどん隆也自身が硬直して膨張し、先端からは先走りが溢れでる。
「ああっ、やだやだやだー!」
隆也がイく・・・
ってところで、根元を握ってイけない様にしてやった。
「やだっ、なんでっ、元希さん」
隆也が涙を零しながら必死にオレの目を見つめる。
「た〜か〜や〜、何て言うんだっけ〜?」
「あっ・・・」
顔を更に赤らめてそっぽを向く。
よっぽど言いたくねーんだな〜。
オレは隆也の根元を押さえたまま、先端からあふれ出てくる先走りをねっとりと舐め取った。隆也に見える様に殊更ゆっくりと・・・。
「ああっ、元希さん。やだ・・・あっ・・・いい・・です。すごくいいから・・・、もう、オレ、ダ・・メ、ダメだから、早く・・」
まあ隆也にしては、合格だな。
隆也自身を解放して扱いてやると、すぐさま白濁が飛び散った。
隆也って、精液の量も少ないよな。
まだまだ、これから大人になっていくんだよな。
一歳しか違わないのに、まだまだ幼さが残る隆也を追い詰めた後は、とてつもない背徳感に、体が痺れる。
幼さの中にも艶っぽさを覗かせ、荒く息をつく隆也にキスをした。
「元希さんのキスは、ガムの味がしますね」
「ん?そうか」
「・・・嫌いじゃありません」
隆也の一言で、イライラもすっかり消えてなくなる。
おまえがいつもオレの側にいれば、ガムも必要無くなるんだろうか。
なんだか、依存症みたいだな。
まあ、いいや。おまえはオレの球、受けとけ。
もう一回、今度は深く口付けた。
end
2007.9.7