ブック
□第8話
1ページ/1ページ
雅『気付いてなかったよ』
樹美『話、続けてもいいかな』
雅『いいよ』
樹美『それで、、雅紀と私は中学生になって、それでも雅紀はモテて、今になってもモテてる。だから、それがうらやましかったんだだから、私は諦めようって自分に言い聞かせ、それで雅紀の事を諦めたんだ。だからそれで私は、松本先輩と付き合う事にしたんだ。』
雅『そうなんだ。ごめん樹美。』
樹美『どうして雅紀があやまるの』
雅『だって俺、樹美の気持ちに気付いてなかったから。』
樹美『そんな事ないよ私だって雅紀の気持ちに気付いてなかったし。』
雅『お互い様だね』
樹美『うん。そうだねだから雅紀は、他の子と付き合って。』
雅『なぁ樹美。』
樹美『何』
雅『樹美の言葉、矛盾してるよ。』
樹美『えっ何が』
雅『樹美はさっき、俺に諦めなくたっていいって言ったのに、樹美は、俺の事諦めてるじゃん』
樹美『それは…。私、本当は雅紀の事諦めたくないよ…。』
雅『じゃあ何で…。』
樹美『だって雅紀は、高校でもモテてるし、だから雅紀と私の世界は違うなぁと思って。だから、諦めたと思ってたのに、さっき雅紀がキスしてきたから諦められなくなっちゃったじゃん』
雅『じゃあ、もっと俺の事好きになるように、諦められなくなるようにしたあげようか』
樹美『えっ、雅紀、どういう事』
雅『さっきのキスよりも激しいキスになるけど我慢して』
樹美『本当は雅紀の事諦めようとしたけど、さっきのキスで諦められなくなったし。いいよしても。雅紀の気がすむまでして』
雅『でもばれない松本先輩に』
樹美『大丈夫私が何とかするから。』
雅『わかった。』
こうして、私と雅紀は深いキスをした。