宝物

□偶然
1ページ/1ページ

どたどたっ!!
10番隊舎からはいつもこんな騒音が続いている。
なぜなら、松本副隊長が書類をためてて落ちたり、詰所のところまでいろんなもので埋めてしまっているからだ。―・・・。
今日もなにか楽しそうな気がした。



ある日、いつもと同じように廊下を走っていたら、偶然日番谷隊長とばったり会った。
「おう!張り切ってるなぁ・・・・」
日番谷隊長がそう言ってくれた。
私は恥ずかしくて
「いえ!!そんなことないです!!えぇっと、急いでるので失礼・・」
「なんだよ!よし、隊長命令。暇だからもう少し俺と話せ。」
・・・・・・・・・!?
「えぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」
っと、心の中で思った。
いくら隊長命令だとはいえ、恥ずかしすぎる!!
とにかく、この事態をどうにかせねばって気持ちもあったが・・・・・・・。
実は、密かに日番谷隊長に恋をしているのであった・・・・・・。
今しかチャンスはないかな・・・・・。
など、いろんなことを考えてるとき、
「俺は、お前みたいなきりっとした奴が好きだぜw」
!!!!!?
本人はそんな気はないのだろうけど、すごく嬉しかった。
「有難う御座います、日番谷隊長!!」
私にも、日番谷隊長にも、笑顔が咲いた。



それから数日後―・・・。
あの日以来、私はもっときっちりした人になったと思う。これからも、アナタの背を追うために―・・・。
偶然も、たまにはいいねw

〜END〜


[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ