ツミナガラ...と彼女は謂ふ

煌々(こうこう)と月明かり
雪の降る、それはそれは
美しき桜でありまシタ
「真ッ赤ナ鏡ト唇交渉」
うれし夜(や) おかし夜
36.7度の波打ち際
白昼夢(はくちゅうむ)に
摘んだお花などいかが?

みなさま あれ ごらんあれクスッ...クチビルむにゅむにゅと
空にはたくさんの足→交換しましょう
瞼(まぶた)閉じて耳塞ぐ
(転がる赤い玉)

ひゅうるり ひゅうるり
ひゅうるりと
愛しい背中 やっとツカマエタ

ゆらり ひらり 舞う桜を
紅代(べにが)わりにして
契(ちぎ)りましょう

ホラ...白い顔に残した逆さま配列
忘れぬよう鉛で瞼開いて...泣いた
降り出し止まぬ雪照らす
灯籠(とうろう)の緋は貴方
貴方の非 消せど 耳鳴り止まぬ

赤く桜咲く 風に舞う
螺旋(らせん)の糸もつれ合い、帰路(きろ)を無くした

「ららら ららら ららら
るるる 召(め)しませ
逆さママ 籠(こ)メや..」

...一ツ...二ツ...三ツ...四ツ摘ンデハ貴方ノ為ニ...

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