恐ろしいことを考える大空の少年の物語

□死霊となった少年(本章)
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今日も面倒くさい学校生活が幕を開けようとしていた。


ツナは下駄箱などは見ず、鞄からいつも持ち歩いている上履きを取りだし、普通の顔をして歩いていく。


なぜ見もしないのかというと……どうせ見たって虫の死骸やゴミが沢山入っているだけだからだ。



そして、教室に入る前にどうせ……また……あいつが変なこと言ってるんだろうな……(ハァ……)
と大きな溜め息をして、教室に入った。


ガラリ!

さっきまでザワザワしていた教室が一気に静まり返る。



「ケッ、また学校来たのかよ! しかもまた一美のことを襲ったんだってな!?」

「ツナくん、一美ちゃんにちゃんと謝りなよ!」

……という言葉が教室内を支配していた。


ツナはこういう言葉に対して前までは訴えかけていたが……

どうせ信じてもらえないとわかっているから、敢えて何も言わず皆の前をスルーして通り過ぎていった。


すると……


「沢田! なに無視しているんだ極限に許せんぞ!」


「なっ……芝生頭っなんでここにいるんだよ! まあ……お前にしてはいいこと言ったな」


「そうなのな」



「……だからね……俺はなにもしてないんだよ……星野さんがなんて皆に言ったのかは知らないけど昨日は家にずっといたからね……」


「はぁ!? てめぇは一美が嘘をついているとでもいうのかよ!」


…………。
「本当なんだって……星野さんは……「ひどいっ!? ツナくん……私にあんなことしたのにそんなこと言うのっ!!」


………………。
(もういいや、なるようになってしまえばいいや……)

「おい、ダメツナ! てめえには地獄を見せないといけねえみたいだな!」

「よっ! 小僧♪ 地獄を見せるってどんなことするんだ?」


それはな……

ゴニョゴニョゴニョ……ってわけだ!


「流石はリボーンさんっ! 俺は大賛成です!」


「これは九代目の意思でもあるんだぞ♪」


「クフフ……ボンゴレには関わりたくなかったのですがね……一美のためなら……いいでしょう!」


「「やっとこれで、沢田の野郎に地獄を見せてやれる!!」」←全員愚かなことに同じことを考えている。
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