テニス:非夢

□堕ちゆく貴方は綺麗でした
1ページ/6ページ

ぐちゅり

卑猥な音が、響いた。



「あっ、赤也ぁっ!」

「俺、部長の事、すっげー好き」

「ぅあっ、だからって、何でこんな事ぉ...」



部長の爪が、俺の肌に食い込む。

そこから広がった、じんわりとした心地よい痛みがそこから広がっていく。


俺はその感覚に、どこか恍惚としながら、眼を細めた。



「なんか部長って、汚したくなるんすよねー」

「っ、の変、態っ!!」



俺に触れられている部分から、与えられる快感から。

必死で足掻きつつも、感じ入ってしまっている。






どうしようもなく、愚かしくて、滑稽な姿。




次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ