テニス:非夢
□堕ちゆく貴方は綺麗でした
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ぐちゅり
卑猥な音が、響いた。
「あっ、赤也ぁっ!」
「俺、部長の事、すっげー好き」
「ぅあっ、だからって、何でこんな事ぉ...」
部長の爪が、俺の肌に食い込む。
そこから広がった、じんわりとした心地よい痛みがそこから広がっていく。
俺はその感覚に、どこか恍惚としながら、眼を細めた。
「なんか部長って、汚したくなるんすよねー」
「っ、の変、態っ!!」
俺に触れられている部分から、与えられる快感から。
必死で足掻きつつも、感じ入ってしまっている。
どうしようもなく、愚かしくて、滑稽な姿。
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