赤と緑

□恋の自覚
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……何だ?体に違和感が…体に誰か乗ってる!まさか金縛り!?…ん?何か聞こえる

「アカイト…アカイト…」

「ん…何だ?ニガイトか」

とうっすらと目を開けると

「…!!ニガイトお前!」

裸のニガイトが俺の体に抱き着いていた…ていうか顔ちかっ!

「アカイト…僕苦しい…」

「なっ何がだ?」

「アカイトの事…好きすぎて苦しい…」

はっ?何て…ニガイトの言葉に耳を疑う

「もう僕…我慢できない…だから…キスして…」

と目をつぶり唇を寄せるニガイト…はっきり言って可愛い

「分かった…いいぜお前なら」

と唇を寄せていった時に

「…アカ!イ…ト!…」

再び何か聞こえると同時に頭に痛みが…

『バシィ!』

「痛って…」

「やっと起きたな寝坊助」

マスター?ニガイトは?

「あっ!起きた…?」

ニガイトが部屋のドアからひょこっと現れた
えっ…何?まさか夢オチ?うわっ恥っず!夢ん中で「いいぜお前なら…」とか言っちゃったし!

「さっさっと起きて飯食え!」

とマスターが部屋から出ていく

「どうかしたの…?」

ニガイトが聞いてくる…でもニガイトってよくよく見ると確かに可愛い何か服がブカブカな所とかも

「アカイト?」

「ん?」

「ご飯…冷めちゃうよ?」
「あぁ分かった直ぐいく」
そしてお昼

あんな夢見るって…やっぱり俺…ニガイトの事が好きだったのか…何か気付きたくなかったな

『ピンポーン♪』

「はい…」

誰か来たのか、ニガイトが出て大丈夫か?

「あっ!…えっと…バカイト…」

「カイトっ!バカイトじゃないよ!」

あっバカイトか…なら問題無し…

「あっいたいたアカイトー!」

「なんだ?」

「ちょっとマスターが居ないんだ知らない?」

「マスター?」

あぁ確か雪斗とか言う

「見てないけど」

「あぁ〜どこにいったんだろう…マスター〜!」

「家で騒ぐな」

「あぅ…」

「カイト…マスター居ないの?…」

「朝起きたら帰れたら帰るとか手紙が…マスター!」

「だから騒ぐな」

マスターが心配なのは分かるでも人の家で騒ぐのはやめろ

「とにかく…落ち着こ…」

とニガイトは青汁を出して来た

「うっ…」

明らかに困った顔をする
まぁ善意でやってる訳だしな

「ニヤ…カイト、ちゃんと飲めよ」

「飲んで…くれないの?…」

「いっいや飲むよ!」

と青汁をゴクゴクと音をたてて飲み干した←うわ!さっすが!

「と…ウプ…とにかく…マスターが居ないんだ…探すの手伝ってよ…」

おーい顔まで青いぞー!

「仕方ねぇな」

「別に…いいけど…」

「ありが…ウプ」

とバカイトはトイレにダッシュで向かった

まぁとにかくマスター(カイトの)狩りを始めた

ふたてに別れてカイト班アカイト・ニガイト班で捜索を開始
とさっそくニガイトが

「アカイト…あの人…」

と写真を照らし合わせる
さっそく見つけた…が!

「行ける?…」

そう某アイスクリーム店の行列に並んでいる…

「カイトがカイトならマスターもマスターだな」

とりあえずカイトに連絡

「ハァハァっ…ア…カイト!マスター居たって…本当!?」
無茶苦茶ダッシュしたんだな

「あぁ、あそこ」

と指差した瞬間カイトが

「あっ!!マスターずるい僕と一緒に来る約束してたのに!」

何か違う所で怒りだした

「じゃ!俺達はこれで」

「バイバイ…」

「マスター!ずるい!」

聞いちゃいないな

「ニガイト帰るぞ」
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