赤と緑
□早朝の過ち ※一部性描写アリ
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「ふぁ〜…」
ちょっと早く覚めちゃったかな…?
外はまだ薄暗い…隣にはまだ寝ているアカイト…
「アカイト…」
なんだか不思議…アカイトと暮らす様になって好きな人がマスターからアカイトに変わってきた…
「……ぅん…」
アカイトが何か言ってる…寝言…?
「ニ…ガイト……好…き…だ…」
!!…今、何て…?
僕の事…好きって…?
夢…だからかな…きっとそう…
そう思ったら無性にアカイトが恋しくなって…
眠っているアカイトに軽く抱き付いた…起こさない様に…
「アカイト…僕…どうしたら良いと思う…?」
アカイトの耳元でこっそりと聞こえない様に問う…
「スースー…」
当たり前だけど問いが帰る事はない…
「アカイト…僕も…好きだよ…」
僕はさっきのアカイトの寝言に答えた…
「アカイトの体…」
温かくて…僕よりずっと逞しい…石鹸の香りがしていつまでも抱き付いていたかった…
「ん?」
アカイトが目を覚ました…
「あっ…ごめんなさい…起こしちゃった…?」
「ニ…ガイト?」
僕は今の状況を思い出した…