赤と緑

□恋の自覚
2ページ/3ページ


「あっ!うん…」

トテトテと小走りで駆け寄って来るニガイト何か犬みたいだな…犬耳とか似合うんじゃないか?

帰宅後

「ん?なんだこれ」

机の上に手紙が

『アカイト、ニガイトへ
マスターは少し用事で帰りが遅くなります、なのでご飯は各自冷蔵庫から材料を出して作って下さい…』

的な事がツラツラと書かれていた

「マスター…遅くなるの?…」

ちょっと寂しそうなニガイト…俺がいるじゃねぇかとちょっとムッとする

「アカイト…どうかした?…」

「何でもねぇよ早く飯作ろうぜ」

「うん…」

「(アカイト…絶対怒ってる…何か悪い事したかな?…)」

「(ニガイトは気付いてねぇのかな俺がお前の事好きって)」

そう思いつつ料理は進んでいく

「痛っ!」

ニガイトが包丁で指を切った

「大丈夫か!」

「うん…ちょっと痛いけど…」

「血でてんじゃねぇか!」
ととっさにニガイトの指をくわえる

『パクッ…』

「えっ…アカイト…何してるの?…」

「ほら切ったらつば着けたら治るって言うだろ」

でも確かにとっさだったとは言えニガイトの指をくわえてる

「(アカイトが…何か…変な気持ち…)」

なんだかんだで親睦が深まった1日だった…

Fin
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ