赤と緑
□恋の自覚
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「あっ!うん…」
トテトテと小走りで駆け寄って来るニガイト何か犬みたいだな…犬耳とか似合うんじゃないか?
帰宅後
「ん?なんだこれ」
机の上に手紙が
『アカイト、ニガイトへ
マスターは少し用事で帰りが遅くなります、なのでご飯は各自冷蔵庫から材料を出して作って下さい…』
的な事がツラツラと書かれていた
「マスター…遅くなるの?…」
ちょっと寂しそうなニガイト…俺がいるじゃねぇかとちょっとムッとする
「アカイト…どうかした?…」
「何でもねぇよ早く飯作ろうぜ」
「うん…」
「(アカイト…絶対怒ってる…何か悪い事したかな?…)」
「(ニガイトは気付いてねぇのかな俺がお前の事好きって)」
そう思いつつ料理は進んでいく
「痛っ!」
ニガイトが包丁で指を切った
「大丈夫か!」
「うん…ちょっと痛いけど…」
「血でてんじゃねぇか!」
ととっさにニガイトの指をくわえる
『パクッ…』
「えっ…アカイト…何してるの?…」
「ほら切ったらつば着けたら治るって言うだろ」
でも確かにとっさだったとは言えニガイトの指をくわえてる
「(アカイトが…何か…変な気持ち…)」
なんだかんだで親睦が深まった1日だった…
Fin