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□お手伝い
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・・・何かすることはないだろうか。

やることをひと通り済ませたかさねはぶらぶらとやることをさがしていた。


少しでも役にたてないかと─・・・


少しの間ぶらぶらしていたら、ひとりの青年の姿を見つけた。

「五郎左さん!!」

「・・・あ、かさね殿」

振り返った五郎左のもとへかさねがかけよる。


「あの、何かお手伝いできることはありませんか?」


「そうですねー・・・・あ」

何かを思いついたかのようにポン、と手をたたく。


「かさね殿、少しの間目を閉じていて下さいませんか?」


「?はい」

と、目をつぶるかさね。

そして───・・・


「!?」



かさねと五郎左の唇が重なった。



そしてすぐに離れる。



「ごごごごご、五郎左さん!?」

顔を真っ赤に染めるかさね。


「ひ、人に見られてたら・・・・」

「大丈夫ですよ。きちんと周りは確認しましたから」

「で、でも・・・・」


「それとも・・・・嫌でしたか?」

しょんぼりとする五郎左をみてかさねはとんでもない!といった様子で両手を顔の前でふる。


「ち、ちがうんです!そうじゃなくて・・・」


そして、さらに顔をさらに赤くさせながら顔をそらす。


「う、うれしかったです・・・けど人に見られてたら・・・恥ずかしいじゃないですか・・・!!」


むしろ見せつけてやりたい─・・と五郎左は目の前で頬を赤く染めている少女を見る。

まあ、それを言ったら倒れてしまうだろうと思いくすくすと笑う。



「大好きです、かさね殿」

「わ、わたしも大好きです・・五郎左さん」






お手伝い




(あの・・それでお手伝いは?)
(私の相手をしてくださる・・・というのではだめですか?)

(い、いえ・・・で、でもこういうのは誰にも見られないところでお願いします。)


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