青道の愉快な仲間たち!!
□ロード
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ガラガラ
『ん?ガラガラ?野球部のドアってガラガラって音なっていたっけ?』
有栖は不思議に思いながら部室に入った。
『お疲れ様…入口にロード置いてるの私だから気にしな…いでね…って』
目線をドアから部屋に移した。
すると結城と伊佐敷が
着替えていた。
『あ、ごめん。着替え中でしたか。』
哲「いや、もう終わる。」
純「あぁ、気にすんな。よし終った。」
バタン
『今日は暑いからね。こまめに水分補給しないと…ん?哲、純…』
有栖は改めて二人を見た。
『(なんか…今日妙にフィットしてるよね。あれ…総北高校って書いてあるけど…)お二人さんそれはロードに乗るときに着るサイクルジャージではないですか?』
よくよく部室を見渡すと
サイクル用のヘルメットもある。
哲「む、気づいたか」
『いや…気づくよ?てか、どこで手に入れたの?』
純「これは金城真吾からもらった。」
伊佐敷は当然だろと言わんばかりに答える。
『いやいやおかしいから。なんで千葉にいる彼が東京に来たの!?練習?どうしたらサイクルジャージ貰えるの!?』
有栖は疑問を次々に投げかけた。
哲「金城は練習のついでにと青道によったらしい。ドリンクも補給したかったらしいしな。」
純「で、総北のジャージ貰ったんだよ人数分。いい奴だよな。お前の分もあるぜ?」
『いやいやおかしいから!その流れではいどうぞではないから。私の分までくれたの?いい人すぎる金城くん。』
ツッコミすぎた有栖は近くにあったドリンクボトルをとって飲んだ。
哲「あ、それ…プロテインだぞ。」
ブー
純「わっ、きたねーだろうが!!」
『んなこと言うな!なんでプロテインをボトルに入れちゃったの!?アブですか!アンディとフランクですか!?』
変な方にきれた有栖をなだめる2人。
『あとさ…いつの間にドアをガラガラにしたの!?』
哲「先程。」
『あ、そうなのね。てっきり妖怪のせいかと。』
純「どんな妖怪だよ!」
3人でわちゃわちゃ騒いでいたら
誰かが部室に入ってきた。
「ちわー」