青道の愉快な仲間たち!!

□夜の学校
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稲城実業高校に女の人の霊が出るらしい。

そんな噂が生徒たちの間に広まった。








成「というわけで。野球部でその霊を見つけたいと思う!」


やる気な成宮に対して皆はやる気がない。と言っても3人だけだが

白「成宮のわがままに付き合うくらいなら部屋でネットサーフィンしてるほうがマシ。」


カ「お子ちゃまだからな、鳴は。あと…その袋で動いてんのは何だ?」


成宮の後ろで白い布が動いてる。

成「あーこれは。」


袋の紐をゆっくり解く。


『ぷはぁ!ちょっといきなり何袋かぶせて拉致してんのよ!』


袋から出てきたのは有栖。
どうやら部活中に拉致してきたのか青道のジャージを着ていた。



白「有栖さんじゃん。成宮拉致してきたの?」

カ「いや誘拐だろ。」


『白河くん、カルロスくん私は帰りたい。』


成「有栖は実家が神社らしいから連れてきた。」


カ「だからって…つーか、幽霊と神社は関係ないだろうが」


もっともな意見である。


『私は…巫女さんでもなければ陰陽師でもありません!哲助けてー!!』




その時青道高校では


哲「今…有栖の声が聞こえた。」


純「はぁ!?有栖の声が聞こえるわけ…」


哲「場所は稲実か。沢村ーロード借りるぞ。」


純「ちょっ。哲!!まて俺も行く。降谷借りるぞ」



沢「キャプテン!メットかぶってください!」















稲実では校内に入っていた。



白「なんも起こらない。」

カ「第一女の幽霊だったのかそれ」

鳴「雅さんが見たって言ってたよ。」



白河とカルロスは思った。
雅さんに騙されてるっと。


『輪とうびょうしゃかい陣列ざいぜん滅…』


カ「おい…有栖さんさっきから慣れない印結んでばかりいるぞ。」


『俊樹くん…掴んでていい?』


カルロスは上目遣いな上に涙を堪えている有栖の顔にグッときました。
不覚にも可愛いと思ったのであった。



カ「服よりも手…掴んだ方がいいぜ。」


カルロスは有栖の手を優しく握った。


白「……悪霊退散。有栖さんカルロスから離れてください。悪霊が取り付いて」

カ「いねーよ(怒)」


鳴「こらー!!そこイチャイチャしないの。ドキドキイベントじゃないからね?調査だからね?」






哲「有栖ー。」


返事はない。


純「ハァハァ…哲。」


哲「!?純か。」


純「本当にいるのか有栖が」


哲「あぁ、原田に確認したら四人で入っていったそうだ。」


純「なぁ…なんか聞こえねーか」



伊佐敷は床に耳をあて音を聞いた。



「タスケテ…」


「「!?」」


今度ははっきり聞こえた。
女の人の声が―

すると遠くにボウっと淡い光がゆらゆらしている。


純「今の聞いたか」

哲「あぁ…。助けてと言っていたが…あの人魂のようなというより人魂だな。」



ゆらゆらと揺れている
人魂に囲まれるように
髪の長い女がこちらを見て
手招きをしていた。




純「哲…逃げ…」

伊佐敷が結城の肩を叩いた。


哲「……」


純「哲、まさか気絶してるんじゃ…」


バタン


純「やっぱりかよ!しっかりしろ!仕方ねぇ」



伊佐敷は気絶をした結城をおんぶした。




白「なんか…音聞こえなかった?」


カ「あぁ…何か物が倒れたような」


『もう…帰りたい。』


鳴「本当にお前らビビりすぎ。もしかしたら雅さん嘘ついたのかな。」


「『絶対そうだろ』」



鳴「はぁ…なら帰る…ん?」


戻ろとした成宮の動きが止まった。



鳴「……あの全力で走ってくるの何!?」


成宮が指差す先には何かが全力疾走でこちらに向かってきた。



『ヒッ!?』


カ「とにかく逃げ…おい白河!?」


白河は微動だにしなかった。
気絶をしたのだ。

カ「鳴は…」


ビュンッ


ものすごいスピードでカルロスたちの前を走って逃げた。



『言いだしっぺが逃げた!』


カ「鳴先に逃げんじゃねー!有栖さん行きますよ」



気絶をした白河を片手でおんぶしもう片方で有栖の手を握り
持ち前の足の速さを生かし逃げた。













数分後

カ「ハァ、まいたか?」

純「ギャァァァァア」



『え、純!?』



目の前を伊佐敷が駆け抜けた。



『純が…哲をおんぶしてた。』


カ「一体何から逃げ…ん、なんだよ。」


カルロスは誰かに肩を叩かれた。


恐る恐る振り返ると






「『ギャァァァァア!!!?』」

















原「で、いたか?霊は」


鳴「俺は見てないんだけど。カルロスが…」





霊を見たカルロス、伊佐敷
有栖は恐怖が抜けなくしばらく学校を休んだとか。



ちなみに三人が見た霊は
平井翼の女装でした。

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