青道の愉快な仲間たち!!

□ラブロマ
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「お前…誰のものなの?」

「何いうんだ…お前の物じゃねーよ。」

「そっか。なら理解力のないバカには
ちゃんと教育しねーとな?」


ジリジリと秋良に近づく
川瀬。
秋良には逃げることができないのだ。



「川瀬…やめろ…」


「だから今から教えてあげるからよ。痛くねーから。」









『ハァン!!やはり素晴らしい。ヤンキー×優等生はいいね!これぞラブロマ♪』


純「……。ただのホモだろうが」

有栖をチベットきつねのような顔で見る伊佐敷。

『純!ホモじゃないの!BLっていうの!純も一同見てみなよ、ハマるわよ。』


伊佐敷にBL本日を押し付ける 有栖。


純「読まねーよ!!お前女なんだから少女マンガ読めよ!」


『ありきたり過ぎてつまらん。』


あっさり返す有栖。


哲「……。有栖、これの続きはあるか?」


「『!?』」



結城がいた事に気づいていなかった二人は驚いた。


『いたの!?』

哲「あぁ。意外にイケるな」


純「まじかよ…」


『よっしゃあ!!私の勝ちね』




純「話は変わるが前に設定を考えたな」


哲「あぁ、考えたな。」


『まぁ、最終的に私の金持ち×庶民で丸く収まったけどね♪』


純「収まってねーよ。もう一回考えねーか?」


伊佐敷はマジだった。


哲「純どうしたんだ…」

『いつになく本気だわね』


若干引いている2人。


純「実は…乙女系のラノベに作品を出したくてな」



なんと…
純は作家になるのか!?



『まず…設定とか考えなきゃね』






ホワイトボードに
恋愛小説を書くにはと書かれている。



『まず、ファンタジーなのかリアルなのか、中華系なのか…』


哲「うーん。ごく普通の高校生が転校した学園は召喚システムがありそのパートナーとタッグを組んで学園を変える的な」



『確かに楽しそう。じゃああれだ、そのパートナーと恋仲になるのか』


哲「あぁ、暴君だがな」


『暴君…』



純「設定とか色々詰めないとな…」




三人寄ればホモの…いや

三人寄れば文殊の知恵と言うやつで

設定をいろいろと考え




『ねー。ここのセリフ変ではないか?』


有栖が原稿用紙を指さして言う。



哲「む、「お前俺のもんになれよ。楽しいことしようぜ?」か…」

『大胆過ぎないか。』


純「暴君ならこんなもんだろ。」


『暴君じゃなくてドSにしよう。』


哲「今更変えるのか?口調や台詞回しも変えねばならんぞ」


『だって設定だけ変えれば台詞回しは変えなくてすむよ彼。』



確かにこの主人公の相方は
暴君というよりはドSと言った方が良い台詞回しばかりだ。
口調さえ直せばなんとかなる。



純「わかった、ドSにしよう。」



そして、3人で考えた小説は







『まさかの…準グランプリとは。』


3人は講評を見ながら驚いていた。

哲「もう文庫本になるのは決まったらしいな…」

封筒に入っていた
文庫本化決定のプリントを見ながら結城が言った。



純「まぁ…タイトルだけは変更して欲しいらしいが。」




3人が考えた小説
タイトルは
「召喚迷宮〜恋のdungeon〜」



『まぁ…単純だしね。』



3人は笑いながらタイトルを考えるのであった。




























その後
無事に文庫本化された。
タイトルは



「龍誠高校召喚戦〜運命のトビラ〜」


となり。


3人のペンネームは
南雲 純 となり。


龍誠高校はバトルシーンや恋愛に発展するまでの過程が良いと言う理由から
売れまくったという。






end

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