long
□運命って信じますか？
1ﾍﾟｰｼﾞ/1ﾍﾟｰｼﾞ
妹の唯を幼稚園に送る。
「しょお、はやくして」
「あぁ、唯！口にシロップ付いてる！あぁあぁベタベタ！」
「んむむむ、ぷは！しょお、ちこくしちゃう！」
「あーはいはい！」
家をでて、唯と手を繋ぎ歩く。
「今日の夜ご飯は何食いたい？」
「ゆい、にくじゃがたべたい！」
「肉ジャガ…砂月に作り方聞いてみっか。」
「しゃちゅき？だれ、しょおのかれし？」
「はああああ！？俺は男だし、あっちも男！っていうか、砂月はないだろ(笑)」
「おい、そこのクソチビ」
「ひぎゃあああああ！ささささ、さつきぃいい！」
「さっちゃん、待ってよぉ。あ、可愛い姉妹ですね！」
砂月に瓜二つなメガネをかけた男が現れた。
「しまい？しょお、しまいってなぁに？」
「姉妹って言うのは女の兄弟…っておい！！！！！！！！！おれは男だあああああ！！」
「え！？男の子なんですか？かんわいいですぅー！」
「…かわいくない！かっこいいんだよ！」
「さっちゃんはこのこと仲良いんですか？」
「まぁまあな。」
「超仲良いだろ！ばかさつき！」
「えっと、しょうちゃんっていうんですか？」
「翔だけど」
「しょうちゃん！僕那月って言います！さっちゃんのおにいちゃんです！」
「砂月って兄ちゃんいたのか？意外だな。」
「…運命です！しょうちゃん、僕、しょうちゃんに一目惚れしちゃいました！」
「…唯、行くぞ！」
「ふえ？」
運命って信じますか？
(そんなの、絶対に信じねぇ！)