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□突然の1ヶ月幼稚園訪問
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「お仕事体験、しましょう!」





そんな、中学生かよ。といいたくなるくらい、有り得ないことだった。

だって中学生の時に実際したし。

「あ、さっちゃんは幼稚園訪問ねぇ〜」

「…まじかよ」

担任の月宮林檎にそう言われて、嘆いていると、

「翔ちゃんもねぇ〜」

「あ、先生、唯のいる幼稚園にしてください。」

「わかったわぁ、任せといて!」














そんなこんなで訪問当日。

「わぁ、懐かしいですぅ!」


「…なんでお前の兄ちゃんいんだよ」

「もう!しょうちゃんったら!さっちゃんのお兄ちゃんじゃなくて、なっちゃん、って呼んでください!」

「…しょうがねぇだろ。月宮がさっちゃんが幼稚園だからなっちゃん、引率してって言うんだから。」

「…。」

「しょうちゃん今日もかわいいです!キラキラしてて、すごくまぶし
「っだぁああああ!おい、こいつ、ほんとにお前の兄ちゃんか?」

「顔見りゃあわかんだろ」

「…似てんのは顔だけだな。」

「しょうちゃん照れてるんですか??かーわいい!」


ぎゅう

「抱きつくな!待て!」

「待てないです!」

「待ても出来ないのかよ!駄犬だな!砂月、どうにかして、この変態セクハラ天然フェミニスト!」

「…那月を悪く言うんじゃねぇ」

「えーー」





「早乙女保育園にお兄さん、お姉さんが来てくれましたぁ!」

『『『『わぁい!』』』』

「先生、お兄ちゃんしかいないぜ?」

「え、男の子だったの!?」


『わぁ、かわいいおねぇちゃん!』


「俺はおとこだ!」

「ゆいのおにいちゃんだよ!」

「あら、ほんと!そっくりね。」

「いつも迎えの時に先生じゃなくて、日向先生だからな」


























突然の1ヶ月幼稚園訪問
(これがすべてのはじまり。)

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