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□はじめまして、わたしゆいです。
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わたしのたいせつなひとは、
わたしのおうじさまは


しょおだけでいいの。















『さおとめがくえんのおねえさん!』

「だぁあああ!お兄ちゃんだよ!」

しょおがせんせいをしにきた。
いっかげつもくるらしい。


「しょお!」

「あ、唯。」

にこにことこっちにちかづいてくる。
きらきらした、わたしだけのー…。
「しょうちゃあああああああん!かわいい!」

「ななな、なつき!?やめろ!ここ、幼稚園!」

「場所なんて関係ないです!僕のお嫁さんなんだから!」

『おねえさん、このひととけっこんするのお?』

「しない!」


まっかになってひていするしょお。


(…こんなしょお、みたことない。)



「…あーぁ」

めんどくさそうに
ひとりすわってる
おとこのひとがいた。

「あさの、おにいちゃん?」

「…朝のガキか」

「ガキじゃないよ、おんなだもん。」

「…チビそっくりだな」

「おにいちゃんのなまえは?」

「四ノ宮砂月」


「…さちゅきおにーちゃん?」

「…そ、そうだ。」

さつきおにいちゃんをみると、
すこしてれてるようすだ。


「しょおとなちゅきはなかいいの?」


「那月はなつきおにいちゃんじゃないのかよ…あぁ、まぁ、な。大人の事情ってヤツだ。」



「おとなのじじょう、…。」


「おまえは唯だっけ?」

「うん」


「翔より大人だな。…まぁよろしく。」


















はじめまして、ゆいです。
(おにいちゃんよりたいせつなひとなんて、どうせまたうらぎるだけだから。)

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