kurobasu

□背中に感じた君の体温。
1ページ/5ページ

















ふわふわ、
なんだか暖かい温もりを感じた。

















「あ」


屋上でうとうととしていたら、いつの間にか寝てしまった。

背中がなんだか暑くて、なんでだろうと思い首だけ向けると

「……なんで黄瀬くんがここに?」

キラキラしたサラサラな金髪。
長いまつげに高い鼻。

「さすがモデルですね…腹が立ちます」

ちょっとだけイラッとしながら黄瀬くんの鼻をつまむ。

「ん、んーー」

「ー!?」

ベシッ

「いた!ー…んー?」

顔が近づいてきて思わずベシッと顔を叩いてしまった。


「くろこっちぃ〜きょうもかわいいッスねぇ〜」

「そんなことはいいです。なんで黄瀬くんがここにいるんですか。」

「え!?お、覚えてないんスか!?」

「はい、全く。というか離してください。」

冷たい視線を浴びせると、黄瀬くんは涙目になりながら

「黒子っちが来てって言ったんじゃないッスかぁ」

「はい?僕がですか?」

「そうッスよ〜黒子っちからはじめてメールが来たんで喜んでケータイみたら、来て下さいって。」


「ー…あ、」




思い出した。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ