逆転裁判・猿代 草太夢
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「へー、そんなことがあったんですか」
次の日、風華はたまたま同じ時間に休憩していた草太と昨日いわれた芸名について話していた
「そうなんですよ・・・
なんかいろんな人からアドバイスはもらってるんですけど・・・」
「ふーん、ふつうは日本語を外国語になおしたのを芸名にしてたりしますよね」
「あぁ、そういえばそうですね
そういえば、草太さんは芸名ないんですか?」
「あるんですけど・・・みんな結局忘れちゃってだいたい、おいとかちょっとって呼ばれる程度だし」
「な、なるほど・・・」
(それはそれで悲しくない?)
「ゆっくり考えればいいんじゃないんですか?
デビューまでまださきなんですよね?」
「・・・そうですね、すぐに決まるわけじゃないんだし・・・
とりあえず!今日は練習をがんばります!
はやくみんなと一緒にデビューできるようにしないと」
「僕になにかできれば協力しますよ」
「ありがとうございます!」
(ほんとに草太さんってやさしいんだな)
風華は慣れない環境のなかで気軽にはなしかけることができる人ができて心からよかったと思った
友達とはまだ全然到底及ばないがそれでも風華は十分だった
「そろそろ私いきますね」
「はい、がんばってください」
風華は練習場へ駆け足ではしっていく
そんな姿を草太は眺めていた
「・・・ほんと、バカまるだしだな、あいつ」
ぼそっとそう囁いたのだった