逆転裁判・狼 士龍夢
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ある日、ゆうはいつもどうり書類の作成をしていた
「あのー・・・ちょっといいですか?」
同じ警察だがべつの課の一人の男性がたずねてきた
「はい、どうされましたか?」
「ゆうはいらっしゃいますか?」
「私ですが・・・」
ゆうがその男性にそういうと、眉間にしわを寄せた
「この報告書、なんだか情報がちがうみたいなんですけど
担当者はあなたですよね?」
その報告書にはたしかに担当者の欄にゆうの名前が記されていた
しかし、そんな書類を作った記憶がなかった
「し、しかし・・・私は・・」
「今後からこんなミスはしないでいただきたい
あなたのせいで仕事が行き詰っているんですよ?」
相手はきく耳をもたないようだ
しかし、自分になんにも非がないともいいきれない
もしかしたら、忘れているだけなのかもしれない
「・・・すみません」
ゆうはただ黙って頭をさげたのだった