白と椿

□それぞれの価値
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再不斬の一件で、カカシさんはチャクラでも使いすぎたのか写輪眼が体の負担にでもなったのか
げんきだしてこーみたいな掛け声をだしたら、顔面からぶっ倒れていった

ナルトやサスケが重い重いってぶつくさいいながらタズナさんの家まで運んだ


(なんか長引きそうだな…)


雪菜は寝込んだカカシの顔を枕元で覗くと、どれ位で回復するのか想像する


そして早々とホームシックになった


銀色のまつげが揺れたと思ったら、カカシが目を覚ました

タズナさんの娘さんが大丈夫かと声をかけたが、一週間は身動きが取れないみたいだ


「写輪眼て、不便だね。元気よく声だしたと思ったらいきなり倒れちゃうんだもん、ギャグかと思った」

「俺も完璧に使いこなせてないからね、ハハ;」


起き上がったカカシの所に、わらわらとナルト達が集まると
回復するまでゆっくりしてなさいと布団へ押し込めた


「でも、あんな強い忍者を倒したんじゃ、しばらくは安心じゃのう」とタズナさん。


「でもあのお面はなんだったの?」


サクラが再不斬を連れて行った仮面の忍に疑問を抱いた。
そしてその事についてカカシはある一説をとなえる


再不斬は生きているんじゃないか、と


通常であれば、発見次第その場で殺し、死体を処理するはず
再不斬を持ち帰ったのは、アイツを助けに来たのではないか


また襲ってくるに違いないとカカシが言うと、ナルトは後ろの方で嬉しそうに震えた


(再不斬が襲ってくる前に、カカシさんには回復してもらわなきゃなぁ…)


戦闘なんてごめんだ


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