白と椿

□ワタシノナマエ
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「はぁぁぁぁあぁぁぁ・・・・?」




声ともいえない引き声をだし、目の前の現実を一生懸命受け止めようとした




(ちょっとどういうことよこれ)



雪菜は、19の体になっていた。




正確に言えば、戻っていた。





「ん"ーー」



横で寝てるゲンマがもぞもぞと居心地悪そうに唸り雪菜にするすると腕をのばし抱きしめる



「ちょっ・・・/////」



普段は気にしない胸の辺りに持ってくる手も、突然現れた胸のふくらみをがっしり掴んでいて、恥ずかしさに赤面した


Eはある、あつらえたようにゲンマの手にすっぽり入るサイズ・・・


(とりあえずここから抜け出さなきゃ・・・)



バクバクと高鳴る、ゲンマの手の中にある高鳴りを聞かれないために
指を一本一本外すと、起さないようにそこから逃げ出し、洗面所に逃げ込んだ



息を整えライトをつけて鏡を見ると、そこには大人になった自分が立っていた。



「ねぇ、あなた雪菜?」


鏡の中の自分に問いかけてみる、けれど自分のしてる動きのはずなのに現実味が沸かない


顔を洗ってみるが、伸びた身長に膨らんだ胸、くびれた腰はどれも現実に私が触れてるもの


よく見ると腕には呪印がある、けれどとても薄くなっていて、まるで直りかけのアザだ。


まさかと思いチャクラを錬り、具現化した小さな花を作り出してみるが・・・




腕は、痛まない?血も出ない



・・・椿?



鏡の中の私を良く見ると、ニヤリと笑ったように見え、あふれた感情の波に押しつぶされそうになった。


椿、私の名前・・・本当の私は、19歳で音の忍・・・。私が、戻ってきた?


ずっと嘘をついてた、私は何も知らない子供で戦争に巻き込まれただけの被害者だって


(こんな姿じゃ、ゲンマに合わす顔がない)



着ていた服はきつくて、たたんであったゲンマの長袖を着ると、そのまま夜の里へ裸足で繰り出し小菊の元へ向かった


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