白と椿
□上から花火を見下ろして。
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「あんた・・・、死ぬつもりなの?」
雪菜の両肩を掴んでまっすぐと目を見る
「誰が死ぬなんていったの?あなた達はこのまま作戦を続けていいのよ?」
それに私が死んでも、いつかは皆忘れる。
あんな奴も居たな、から
誰だっけ、そんな奴いたっけ。って
「雪菜・・・霞を倒せば、この呪印から解放される?」
泣きそうな顔で小菊が問い詰めると、雪菜は笑って
「もちろん」
と言い切って見せる、すると小菊は希望を見出したように顔色を変え。「わかった」と
「信じてるからね?」
「任せて。」
人間は、時に残酷な決断を前にすると。都合よくわずかな何パーセントってやつに賭けようとする
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