白と椿
□旅にでも行きませんか?
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一ヶ月ほど豪快にニートをした、その間にもちょこちょこと私は大人の姿に戻り、その度にゲンマは大騒ぎした。
「おまえ突然すぎ!」
「だって仕方ないじゃん!予知なんて出来ないし!」
「予知しろよ!」
「無理言い過ぎ!」
「ていうかスカートやめろ!」
「なんでよー!いつもは似合ってるとか色は白がいいとか言ってくるのに今度はやめろってー!?」
「俺の目に毒なんだよ!なんでそうも短い!」
「私が選んだわけじゃないしー!!」
「誰が選んだ!」
「小菊ちゃん!」
「っこのー!!!!」
(股下16センチ、前屈みになると俺の身が危ない。)
ガリガリと頭をかきむしりもだえ、バタリと仰向けに倒れた。
ふざけんな!うちの雪菜は色気じゃない!癒し担当なんだよ!!膝下からカウントしてく方だっつの
「ねぇゲンマ、お出かけしよ?」
「あぁ?」
ゲンマのお腹の上にまたがる
「うっ・・・」
「そんな重くないんだけど・・・。篭ってばかりでカビが生えそう、外に出たい」
「外ってもなぁ・・・」
相変わらず町の人たちは距離を置いたままで、お世辞にも仲良くともいえない。
ただゲンマのお父さんとお母さんは相変わらず私を可愛がってくれる。
そして、カカシさんは写輪眼の使いすぎとイザナミとかいう幻術でダウン、サスケもダウン。ナルトは修行の旅へ
7班は機能停止、私も機能停止、そして今日から二日間ゲンマは休日。
「チャイさんがね、休みの日は温泉だって教えてくれたんだ!いこ?そんな遠くないし」
「温泉かぁ、ゆっくりつかって一杯、いいなぁ」
「うんうん、任務で疲れてるゲンマは私がばびゅんと連れてっちゃう」
「お前が?」
「今なら凄いの見せちゃう。お泊りがいい一泊二日」
(凄いの?)
「泊りがけかぁー、ゆっくり出来るしいいな」
「決定!いこー!」
そうはしゃぐとゲンマの胸板にうつぶせた
(くそ、あつらえたぐらい俺好みのサイズ・・・)
ほんろうされっぱなしだ
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