白と椿
□長い雨の先
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振り返ると銀髪が特徴的なしのびが、へラっとした顔でたっている
「カカシさん、なんでここに」
どうやら知り合いのようで
「ゲンマ君が可愛い女の子と一緒に暮らすっていうからさ。面白そうだからきちゃった☆」
「きちゃったじゃないですよ、別に何もないですし」
「君がゲンマ君と暮らす子?俺、はたけカカシね」
「俺の話きーてないし」
ゲンマをよそにカカシという男は、同じ視線に屈む
「雪菜です」
「雪菜ちゃんかぁ、可愛いね^^」
よしよしと頭を撫でて来る男の手は、なんとなく落ち着かなくて
ゲンマの後ろにそっと隠れた
「嫌われちゃったかな?^^;」
「雪菜?」
「・・・。」
「まぁーいいや、雪菜ちゃんも見れたし、『皆に言いふらしにいこーーっと!』じゃーねゲンマくん!お片づけ頑張って^^」
そういい残すとカカシは飄々と去って行った
「言いふらし・・・って・・・はぁ」
(明日から何言われるか…、変態扱いか)
「ゲンマ?」
不安そうに顔を覗くと
「いや、なんでも無い。さて、お前も今日からこの家に住むんだ、手伝えよ?」と
意地悪い顔でゴミ袋を広げた
「はーい」
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