白と椿
□中忍になりたくない中忍試験
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「見てこの三人、それとこの担当上忍」
小菊は今年志願した音の忍の情報を指した
「この子達はともかく、上忍の方は見たことない」
化粧をした真っ白な顔の、なんとも不健康そうな男がそこに写っている
「そう、私もこんな奴見たこと無い。」
「探るのは居場所なんだろう?この四人を縛り上げて拷問にでもかけるかい?」
銀が面白いと言った様に伏せた顔でにやける
「向こうが雪菜を知っていたら、あっちから何かしらのモーションがあると思うのよね」
「六年もほって置いたのに?何を今さら」
「俺だったら、一回憎くて殺そうとした奴が幸せそうに暮らしてたら、もう一回殺しに行くね」
「自分を隠して生きてる奴が本当に幸せかどうかは謎だけどね」
雪菜がそういって笑う
「試験のプログラムは3段階。最後が本選で最初と中間でふるいにかけるの。内容は私にも秘密なんだって、みんな教えてくれないのよ」
「あの子達が私に興味を示さなかったら?」
「その時は、銀に人肌脱いでもらわなくちゃね」
そして小菊が笑う。
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