白と椿
□中忍になりたくない中忍試験
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何人かの下忍達がちらほらと試験場に入ってくると、思い思いに腰掛けていく。
その中にはいのやシカマルやチョウジ、キバにヒナタが居た
最後はナルト達が、そして皆とワイワイ大騒ぎして、なんとも目立つ
それを注意しようと、紫の服を着た男が皆の中へ混ざると、ドヤ顔でカードを見せびらかしている
カブトというらしいその男は、そこにいる全員が聞き耳を立てる中で、雨がくれの里をキレやすい奴らだと言い放った後
こんな情報も漏らした
「音隠れの里はこういった忍の階級制度を最近取り入れてね。昔は忍の階級なども無い閉鎖的でマイナーな里だったらしいよ。これ以上の情報は無いんだけどね」
「どれもガラのわるそーな奴らばっかだのう、雪菜」
銀が人に化け三人目のメンバーに、なんとも余裕そうに、というか人間の文化を楽しんでいた。
(音の里は階級制度が無かったんじゃない、必要が無かったんだ。)
敵の力量なんてたかが知れている
後ろでその話を聞いていた音の忍は、マイナーな里と聞いてカブトに向かって攻撃をしかける
その攻撃で眼鏡が弾け、ぼそぼそ大したことないっていきがってみせた
「元気で可愛いね」
「アレを可愛いって思うのこの中じゃ私達くらいじゃない?」
「静かにしやがれぇ!この腐れ野郎どもが!」
その時、大きな声が響いて、試験場の黒板前に大きな煙が立つと、中からイビキと数名の試験官が現れた
大騒ぎしてる音隠れの三人をしかりつけると、許可無く戦闘はありえないと注意する
イビキの後ろでコテツが得意げにパチパチ紙の束を弾けば、それを見たナルトがペーパーテストと一声、悲鳴にも似た声で絶叫する
(でた!普段はいい人なのに仕事中はSになるイビキさんだ!)
雪菜の真っ白な突っ込みとは裏腹に、性癖がSなんだろうなぁこの人と小菊は思ったという
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