Dream*

□大切
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この空が続く果てには大切な人が待ってるー…

大切*

私が一日のうち必ずくるのは 屋上。
退屈な授業を抜け出して 向かうのは
君の元。

ガチャ…

ほら、居た。

ブン太「ん、おぅ!お前も来たのか」

ハニカミながら迎えてくれたのは
3年B組の丸井ブン太。
立海テニス部レギュラーで、可愛くもありかっこよくもある彼は学校の人気者。
はじめて会ったのはやっぱりココ(屋上)で、
たまたまサボろうと屋上にいったら
ブン太がいて、仲良くなった。
そのうち明るくて笑顔が可愛いブン太が好きになって
彼に会いに行くためにサボる


ブン太「んー…今日いい天気だな」
「そだねー…」
ブン太「俺のクラス、今ごろ古典やってんだろーな…」
「サボリ魔 呑気だなぁ(クスクス)」
ブン太「お前もだろぃ!」

あぁ、幸せ…
ブン太と笑いあえてるこの瞬間が私にとって
どれだけ幸せか。どのくらい大切か。

ブン太「ふぁぁ…ねみぃ…。」
「ポカポカしてるからねー…眠くなるよね」
ブン太「あ、いいこと思いついた」
「ん?」
ブン太「桜、膝かして」
「…は!?」
ブン太「だーかーらー、こういうこと!」

ブン太は私を座らせると、コロっと寝っ転がって頭を乗せて来た。

「ちょっ…!//ブン太…っ//」

心臓がドキドキとうるさい
ブン太のサラサラした赤い髪がふとももをかすめる

ブン太「あー、きもちー…」
「…っ//」
ブン太「…ふはっ お前顔真っ赤」
「うっさぃ…///」

ブン太が下から私の顔を覗き込む
馬鹿かこいつ…!

ブン太「…なぁ、桜?」
「なに?」
ブン太「…俺さ、お前といる時間が何よりも大事だって思うんだけど
どう思う? 」

あれ、私の幸せ、共感できてる
ブン太と同じこと考えてる

「私もね、幸せ。ブン太との時間が大切…」

ブン太「…つきあおっか」
「…っ!うん!!」


ただそばにいてくれるだけでいい

大切な人



END*



ぶんちゃんの「大切な人」からとりました笑

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