輝きの物語

□4章
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奈良に到着して事件が発生しました。






春香「うぅ・・・ごめんよホルン」


ホルン「《大丈夫だってこのくらゲホゴホ!》」


無理させ過ぎたため・・・ホルンが風邪ひきました。
ただ今ポケモンセンターで見てもらってます。


「・・・風邪ですね。完治には1週間程掛かります」


春香「1週間ですか?」


「そうですね。1週間こちらで預かるのと、一応お薬出せますけど、どうされますか?」


ホルン「《俺なら大丈夫だから、お薬貰って行こうよ春香》」


春香「駄目だよホルン。こういうのはきちんと治さないと後々重い病気になったりするんだから。・・・あ、そうだこれから他の県に行ったりするんですけど・・・」


「大丈夫ですよ。他の県のポケモンセンターから連絡してくだされば転送システムですぐにお返しできますので」


春香「じゃあ・・・1週間お願いします」


私はお辞儀をした。




















ホムラ「《ホルンの代わりに誰を連れていくんだ》」


ポケモンセンターのパソコンを操作してる私にホムラが問い掛ける。


春香「ん〜・・・アルマとカグヤかなぁ・・・」


ホルン「《なん・・・だと・・・》」


ミハル「《あ、ホムラが真っ青》」


ライム「《あ〜・・・カグヤ苦手だっけ》」


春香「・・・よし、手続き完了!」


パソコンの横にある小さな機械にモンスターボールが2つ出てきた。私はそれを手にとり、バックにしまう。


そして外に出て、モンスターボールから今受けとったアルマとカグヤを出す。


アルマ「《春香、久しぶり!》」


カグヤ「《春香お姉ちゃん、久しぶり〜!》」



カグヤ(マリル・♂)は卵から孵し、春香がせっせと育てたのだが、幼さが抜けない。
しかも卵が孵った時、ホムラを見るなり「お兄ちゃん」と慕い後を追う毎日であった。

アルマ(フライゴン・♂)は知り合いから貰ったナックラーから進化させており、今ではかなり春香に懐いている。


カグヤ「《お姉ちゃん、ホムラは?》」


春香「いるよ?はい」


モンスターボール越しに会わせる。


カグヤ「《お兄ちゃんお兄ちゃん!カグヤだよ!また遊んで!》」


ホムラ「《あ、ああ。後でな》」

カグヤ「《やったーっ!》」


アルマ「《春香、春香。これからどこ行くの?》」


春香「これからシカ公園に行くよ。トウコちゃんに会いに行かなきゃ。ポケモンがさらわれたとかかなり洒落にならないからね」

幸いシカ公園はここから近いため、春香は歩きだした。
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