小説

□髭
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「おい神楽!いまお前、スゲー失礼なこと考えてたろっ!!」



「そ、そんなこと…ない、アルヨ、アハハハ…」


ワタシはわざとらしく、
知らんぷりをしてやった。

「てめぇ、わざとらしすぎんだよっ!やるならもっとナチュラルにボケろっ!!」



「突っ込むとこそこかよっ!
もっと他に突っ込むとこあっただろっ」


「なぁにぃ新ちゃん?
新ちゃんのアソコに銀さんのアレ、突っ込めって?」


「てめぇ、何ナチュラルに下ネタいってんの?セクハラで訴えるぞ?この変態天パっ!!」

「うぅ…ごめんなさいぃ…」
「許しません!もう銀さんは糖分1ヶ月禁止です!」

「そ、そんなぁ…」



また、始まったアル…
なんかいつも同じようなことやってる気がするネ……


……あれ?そーいえば、なんで2人ともこんなところにいるネ??



ワタシはその疑問を2人にぶつけてみた。




「ねぇ、銀ちゃん、新八ィ、なんで2人ともこんなとこにいるアルか?」


「え?なんでって…あぁ、そーだったっ!!
僕、銀さんの髭、剃ってたんだ
銀さーん、早く髭剃っちゃいましょう?」

「あ?髭…あ、そっかそっか
新八ィ早いとこたのむわ〜
テキトーでいいから〜」

「だめですよっ!ちゃんと剃らないと!…ほら銀さん、顔う〜ってしてくださぁい」



「う〜」



銀ちゃんと新八はさっきまで喧嘩してたくせに急にイチャコラしだした正直うざいしキショいネ




「?なんで、新八が銀ちゃんの髭剃ってるアルか?」



「え?神楽ちゃん知らないの?銀さんって遠視なんだよ。だから、自分で髭とか剃れないんだって」

「ふーん…そーだったアルか?」
「うん。そーだよ。」



絶対、嘘アルナ…だって銀ちゃん顔にやけててキモいもん…
新八もいい加減気付くヨロシ
銀ちゃんお前より針に糸通すの上手いヨ…
やっぱり、コイツら超がつくほどのバカップルアルな…
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