小説
□ファーストキスは…
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「あ?あぁ、まぁそうだけど、それがどうかしたか?」
「…いえ、べつに…いってらっしゃい、銀さん。あまり遅くならないようにお願いしますね…」
「?あぁ、わかってるって新ちゃん。んじゃいってくるわ」
ーーーギギ、バタン
「(あ〜ぁほんとに行っちゃったなぁ銀さん……今日で1週間だよ)」
僕と銀さんは
いわゆる恋仲って奴だ。
でも考えてみたら、
告白したのは僕の方で
恋仲になってもうすぐ
3ヶ月にもなるのに、
キスは愚か手だって
まだ片手で数えられる
ぐらいしか繋いでない。
やっぱり
銀さんは、僕なんかに
興味無かったのかもしれない。銀さんの相手は僕じゃ務まらないのかも…
でも自分から
別れをきり出せるほど
僕は強くない。てか、
銀さんと別れるなんて
考えたくもない。