桜の世界

□満月の夜
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今日は9月23日。
千鶴は高校生になり2学期を迎えて、やっと落ち着いて来た時だった。
そして千鶴は今、大好きな人がいた。それは産まれる前から知っていて、好きだった、否、好きな人がいる。千鶴はいわゆる『前世』の記憶がある。千鶴はその好きな人と共に人生を過ごした。そして、とても幸せな時間を過ごした。彼が、愛した人が消えるまで…。その名前は、
斎藤一、新撰組三番組組長の名前だ。
千鶴は泣き叫んだ。その消える寸前で約束したーーーーーーーー






『産まれ変わってもお前を探す、巡り会ったら奇跡だがそれは運命だ、千鶴俺はお前を愛してる、だからまた共に人生を歩んでくれるか?』
そう斎藤が言った。
『はい、必ず。私は貴方しか愛せません。一さんだけが好きです。一さんだけを愛してるます』
千鶴は泣き、斎藤は笑顔を見せた
『俺も、だ』
言って直ぐに身体が灰となり消えた。
それから幾つもの時が過ぎて千鶴は産まれ変わり、記憶を頼りに斎藤を探した。
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