桜の世界

□満月の夜
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そして千鶴は産まれて16年目の春、やっと斎藤と巡り会った。斎藤は千鶴を見つめ
「やっと見つけた。千鶴、約束を覚えてるか?」
「はい、私は貴方が好きです、貴方しか愛せません」
笑い合ながら二人は付き合い始めた。


文頭に戻り、千鶴は1人部屋で考えていた時携帯が鳴った。
千鶴は慌てて携帯を取った。
「一さん?」
斎藤からのメールだった。千鶴は内容を見てベランダを見た。
【外を見てみろ】
ただそれだけの内容文だった。
千鶴は
「綺麗・・・」
感動の声が漏れた。そして千鶴は視点を空から地面に向けた。
「一さん!?」
メールをくれた主がいて驚いた
「外に来れるか?」
夜も遅い為大声は出せないが、口パクで千鶴に伝えた。
千鶴は大袈裟に首を縦に振ると適当に何かを羽織って部屋から飛び出た。
斎藤はそんな千鶴を見て軽く笑みを見せたのは千鶴は知らなかった。
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