小説集*ギンイヅ*
□頂き物*めいり☆さん*相互記念SS
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へぇ、雛森ちゃん殺していかはるんですか?
後々の遺恨にならないためにも、その芽は摘んでおかないとね
怖いなぁ
そういう、お前はどうするんだい?
何をですか?
吉良君だよ。かなりお気に入りのようじゃないか。
…まぁそれは…あない懐いてこられると、情がわくと言いますか…
ギンは少し変わったね。昔の君はすっぱりと人を切っていた印象があったのに…
吉良君のせいかな?
…ボクは何にも変わってませんよ
私の下についたのが吉良君だったら、私の心も少しは動いていただろうか?
(無理や)
…そうかもしれませんね
(この人はほんまの神みたいな人や。
慈悲の心なんて全く持ち合わせてない完全無比な神…
だから、例えイヅルでもこの人の心なんて動かされへんやろ。
もとより、この人は人の心なんて持ち合わせてないやろうから。
むしろこの人の下についたのがイヅルやなくて良かった…)
ギン。
は、はい?
言ってることと考えている事が逆のようだね
(この人は…)
そないなことあら…
そうかい?でも、気をつけなさい。
私はおべっかなどが大嫌いなんだ
…肝に銘じておきます
そうしてくれ
+++++++
「隊長、どこへ行かれてたのですか?」
「イヅル…?」
「隊長?」
やっと探し当てた隊長は、何かあったのだろうか?
なぜか気落ちしているのが見てとれた。
「イヅル…今からちょう抱き付いてえぇ?」
「へ?」
いつものように唐突に市丸隊長がそんな言葉をよこす。
「イヅルに触りたいんよ」
「えぇやろ、イヅル…?」
いつもなら、「ダメに決まってます」って言うところなんだけど…
「…しょうがない人ですね」
本当に今日は一体、何があったのやら。
だから、落ち込んでいるこの方を放っておけるはずもない。
少し苦笑しながら、隊長に向けて腕を広げる。
「!!イヅル、大好きやvv」
ぱっと市丸隊長の顔が輝く。
「はいはい、僕も敬愛しておりますよ、市丸隊長」
僕の胸に飛び込んで来た隊長は、僕の肩に頭を乗せてくる。
その体を抱き締めながら、隊長の頭をぽんぽんと軽くあやすと…
隊長はちらりと僕を見上げてから嬉しそうに笑うと、また顔をうずめて…
「イヅル、イヅル、ほんまに大好きwww
好きや好きや好きや、大好き」
ぎゅうと僕に抱き付きながら、そんな嬉しいセリフをくれる。
「はい、僕も隊長に負けないくらい隊長のこと好きですよ」
「…うっわ、イヅル、恥ずかしいこといいなや〜(笑)」
市丸隊長はニヤニヤしながら、からかい口調で僕を見る。
「なっ!?もとはと言えば隊長がっ!!」
「えぇ〜ボク言った記憶ないで〜?」
「言いましたよ、たしかに!!」
「イヅルの方がボクより百万倍恥ずかしいこと言っとるもーん」
僕をからかう市丸隊長は、いつもの表情に戻っている。
心の中でほっとしながら、普段に戻った意地悪な隊長に意趣返しをするために僕
は…
間近で僕をからかう隊長の唇を自分のそれで塞いで…
市丸隊長をびっくりさせることに成功したのだった♪
+++++++
あとがき、という名の言い訳。
えぇと、これは藍ギンでもイヅギンでもない、ギンイヅなんで、そこは注意して
ください!(笑)
というか、途中から方向性を見失いました(爆)
あんなにステキ土北SSもらっといて、返せるのがこんなんですいませ・・・(殴
)
次こそは、もっといいのを!!!!(目標)