小説集*ギンイヅ*
□海
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これは、ある日の午後の事
いつもと同じように時は過ぎていっていた
「なァ、イヅル。海に行かへん?」
「へッ?」
「いや…イヅル暑そうやから海にでも行って涼んだらどうかなー思て。」
照れ臭そうに頭をかきながら市丸は言う
「だから今日あんなにお仕事されてたんですね…いいですよ。行きましょう。」
「わーい♪じゃあ用意はしてあるから行こー♪」
「クスッ…隊長子供みたいです」
「ん?だってイヅルとお出かけとか久しぶりやもん♪…なァ、現世つくまで手繋
いでもええ?」
「…いいですよ」
二人はしっかりと手を握りあいながら現世へと向かう
そして…
「わぁ…!」
「綺麗やろ?夕焼けに染まった海も。」
「はいっ!…隊長?」
「何や…うわッ!」
市丸が振り返った瞬間イヅルが水をかける
「やったなァー…」
市丸も水をかけかえす
「ほらッ!」
「ひゃッ…」
「あービショビショなったやん…今日はどっか宿とまろか。」
「はい…ッくしゅんッ!」
「イヅルっ?ほら、こっちおいで」
そういってイヅルを近くに呼ぶとその腕の中に抱きしめてしまう
「これであったかいやろ…?」
「はいっ…ありがとう、ございます」
「宿行ったら、もっとあっためてあげるから。な。」
「はい…」
そう答えたイヅルの顔はとても幸せそうだった
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うはー台詞ばっか 汗
また気が向いたら続き書くかもです。