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小ネタ・突発文・練習文
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◆万事屋高杉と真選組副長銀時3 





「……で、」

イライラしたように土方は口を開く。

「…なんでテメーらがここにいやがんだ、万事屋ぁあぁああ!!!!」

「だから依頼だったって言ってるスゥウウ!!!!」

「また子殿、後ろ後ろ」

万斉の忠告に素早く反応してまた子は後ろへと弾を放つ。また子以外が刀で戦う中流れ弾が心配されるがそこはさすが『紅い弾丸』といったところか。隊士たちや自分の仲間に流れ弾がいかないように上手く拳銃を扱っている。

「この倉庫に荷物を運ぶよう依頼が入って、向かえば主ら真選組がいたでござるよ」

「ここはなぁ最近怪しかった攘夷志士どもが武器やらなんやら受け取ってたとこなんだよ!!」

「そうか、それは知らなんだ」

「先輩ぃい!喋ってないでさっさと倒して欲しいっス!!」

数が多い。
倒しても倒しても一体どこに潜んでいたのだと問いただしたくなるぼど次から次へと攘夷志士たちは湧いて出てきた。余りの多さに土方は舌打ちをしぐっと刀を構え斬り込もうと脚を踏み出した瞬間。

銀色が横切った。

「あ…?」

土方は目を丸くする。目の前の敵が次々と白眼をむいて倒れていった。ドミノのように順々に倒れていく敵を追いかけ目線を動かせば懐かしい銀色が敵の群の真ん中で刀を振るっていた。

(あれは……)

「旦那!!」

沖田の喜々とした声色でやはりと確信を持つ。

「何者でござるか、あの男…」

万斉が唖然と口を開いた。
あの数の敵の攻撃をものともせず的確に相手の急所をついていく。その音色は荒々しくもあるがどこか底の見えない闇を思わせた。

(まるで彼奴のような音色でござるな…)

万斉は別の依頼でここにはいないの自分の大将の姿を思い浮かべる。

2012/07/27(Fri) 22:19

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